台湾の総統選挙は１６日午後、投票が締め切られた。８年ぶりの政権交代となるのか。高井望記者が伝える。

　日本時間午後５時過ぎの時点で、地元テレビ局が開票速報をやっていて、蔡候補が１．５倍以上の大きな差をつけて、リードをしている。

　最大野党、民進党の蔡英文候補の選挙本部では、数字が繰り上がるたびに、歓声が上がっていて、非常に盛り上がっている。

　政権交代による初の女性総統誕生は確実な情勢。

　今回の選挙は台湾独立志向の強い、民進党の蔡英文氏が現政権が進めた、中国に近づく政策に懸念を感じる若者の支持を集め、大きくリードし、１６日を迎えた。

　対する与党・国民党の朱立倫候補は最後まで、中国とさらに距離感を縮める政策を訴えた。

　勝利ムードが漂っている民進党の選挙対策本部前を蔡英文候補が通るという情報があって、多くの海外メディアが待ち構えている状況。結果判明しだい、蔡英文候補は演説をする見通し。