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予備選前に候補者が支持訴え 米大統領選

2016年2月1日 15:13
予備選前に候補者が支持訴え 米大統領選

 アメリカ大統領選は各党の候補者を絞り込む「予備選挙」が日本時間2日にアイオワ州で始まる。その後の流れをつくる重要な初戦を前に、両党の候補者らは必死に支持を訴えている。

 民主党の候補者レースは、全米では大きくリードしているクリントン前国務長官が、アイオワ州では上院議員のサンダース氏に追い上げられ苦戦している。先月26~29日に行われた世論調査では、アイオワ州での支持率はクリントン氏が45%、サンダース氏が42%となっている。

 サンダース氏「政治の革命を起こすときです!」

 初戦を落とすことは絶対に避けたいクリントン氏は、自分こそが大統領にふさわしいと強調した。

 クリントン氏「私の方針、経験、考えについてくれば、きっとこの国のためになります」

 クリントン陣営は、学費の無料化などを掲げるサンダース氏に、若者らの支持が流れていることに危機感を強めている。

 一方の共和党は、トップを走る不動産王のトランプ氏が勝利への自信を見せた。

 トランプ氏「今日の会場も後ろまで満員だ。もっと大きな会場があればいいと思うくらいだよ」

 この日、トランプ氏は教会での礼拝にも参加。アイオワ州では共和党の伝統的な支持基盤である「キリスト教保守派」の支持を得ることが勝利のカギとされていて、それを意識したもの。

 初戦の結果が予備選序盤の流れを左右するだけに、各候補らのギリギリの攻防が続く。