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北がミサイル発射 国連安保理“強く非難”

2016年2月8日 6:33
北がミサイル発射 国連安保理“強く非難”

 北朝鮮によるミサイルの発射を受け、国連の安全保障理事会では7日、緊急の会合が行われ、北朝鮮を「強く非難」するとの報道声明が出された。

 国連では1月の核実験に対する制裁決議がまだまとまっていない。声明は出たものの、この後いかに効果ある決議を迅速に出せるかが鍵となる。

 緊急会合では北朝鮮によるミサイル発射を「強く非難」した上で制裁措置を含む新たな決議を「迅速」に採択するとの声明を全会一致で出した。

 日本・吉川国連大使「安保理のメンバーが北朝鮮に対し普段通りの対応ではなく、厳しい対応が必要ということで一致した」

 安保理は先月の核実験の時も非難声明を翌日に出した。しかし、肝心の決議は1か月たった今もまとまっていない。強い制裁を求めるアメリカ・日本などと慎重姿勢を見せる中国などに「溝」があるため。

 アメリカ・パワー国連大使「重要なのは一致すること。中国は重要な役割を果たしている」

 中国・劉国連大使「何も言うことはない。(Q.アメリカと立場はどこが違うのか)もうその質問にはこたえた」

 ある国連関係者は「採択への動きは加速する」と自信を示す一方で、さらに難航する可能性もある。

 挑発を続ける北朝鮮に安保理は「迅速」に「効果ある対応」をできるのか。存在意義が問われている。