拘束の元社長、マンション倒壊「仕方ない」
台湾南部地震で倒壊したマンションをめぐり、業務上過失致死などの容疑で拘束された建設業者の元社長が、「もう忘れた」などと容疑を否認していることがわかった。
地震発生から5日目を迎えたが、倒壊した16階建てのマンションでは依然として90人以上の行方がわかっていない。地元メディアによると、9日、業務上過失致死などの疑いで身柄を拘束されたマンションの建設会社の元社長は、調べに対し「もう忘れた」などと話し、容疑を否認している。また友人に対して、「20年以上前のマンションだから倒れても仕方ない」と話していたという。さらにこの元社長は、4つの名前を使い分けていたという。
捜査当局は、実際の鉄筋などの数が設計図と違うことを把握していて、人災の可能性が高いとみて調べている。