北が韓国の公共機関職員らにサイバー攻撃
韓国の警察庁は、北朝鮮が去年から半年以上にわたり韓国の公共機関の職員らにウイルスが仕組まれたメールを送るサイバー攻撃を行っていたと発表した。
韓国の警察庁によると、去年6月から今年1月までに公共機関や研究機関の職員ら759人に韓国の大統領府などをかたった不審なメールが届いたという。
タイトルには「大統領府です。北朝鮮の4回目の核実験について」などと書かれていた。メールは別のサイトに誘導し、パスワードやIDをだまし取る目的のもので、一部からはウイルスも発見された。
警察庁は、このウイルスがこれまでに北朝鮮が作成したものと似ていることなどから、韓国の情報入手を目的とした北朝鮮のサイバー攻撃と断定した。これまでのところ、被害は確認されていないという。