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タイ爆弾テロ“実行犯” 初公判で全面否認

2016年2月17日 2:05
タイ爆弾テロ“実行犯” 初公判で全面否認

 去年8月にタイのバンコクで150人が死傷した爆弾テロ事件で、実行犯とされる男2人の初公判が行われ、2人は事件への関与を全面的に否認した。

 この事件は去年8月、バンコク中心部の寺院でパイプ爆弾が爆発し、20人が死亡、約130人がケガをしたもの。

 16日、初公判が行われたのは爆弾が入った黒いリュックを現場に置いて立ち去ったとされる新疆ウイグル自治区出身のビラル・モハメッド被告と、ビラル被告に爆弾を手渡したとされるユスフ・ミライリィ被告の2人で、いずれも殺人や爆発物製造などの罪に問われている。

 初公判で2人は起訴内容を全面的に否認し、ビラル被告は「警察から拷問を受け、中国に送り返すと脅された」と捜査の不当性を訴えた。

 警察はこの事件について、17人が関与する組織的なテロだと見ているが、2人をのぞく残りの15人の行方はわかっていない。

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