米大統領選 民主・共和、第3戦も激戦続く
アメリカ大統領選挙の候補者レースは、今週末に第3戦が控えているが、第2戦で敗れた民主党の本命、クリントン前国務長官が支持率でサンダース上院議員の猛烈な追い上げを受け、またも激戦となりそうな状況。
第3戦の舞台、西部ネバダ州はクリントン氏の支持層であるヒスパニックが多く、当初はクリントン氏が優位とみられていた。しかし、CNNテレビによる最新の調査で、サンダース氏が民主党内の支持率でクリントン氏にわずか1ポイント差にまで迫っていることが分かった。福祉を充実させ、格差を解消すると訴えて支持を広げてきたサンダース氏が先週の第2戦で圧勝した勢いを維持しているとみられる。
一方、共和党では、全米の共和党支持層を対象にした多くの世論調査で、不動産王のトランプ氏が依然リードを保っている。ただ、NBCテレビなどによる調査ではトランプ氏は2位となり、今週末以降の予備選でも接戦が続きそうだ。
<世論調査>
■CNNテレビ
(ネバダ州。民主党内 2月10日~15日)
クリントン氏48%
サンダース氏47%
■NBCテレビ
ウォールストリートジャーナル紙
(全米。共和党内 2月14日~16日)
クルーズ氏 28%
トランプ氏 26%
ルビオ氏 17%