中国の西沙諸島への配備“3回目”米軍幹部
中国が南シナ海・西沙諸島の島に地対空ミサイルを配備したとされる問題で、アメリカ軍の幹部が「配備は今回で少なくとも3回目だ」との認識を示した。
アメリカ海軍太平洋艦隊のスウィフト司令官は18日、中国が西沙諸島のウッディ島に地対空ミサイルを置いたのは「今回が少なくとも3回目だ」との見解を示した。過去2回は訓練のためで、うち1回はドローンを撃ち落とす訓練だとしている。中国が南シナ海での軍事化を以前から繰り返し進めていたことを示すもの。
中国は事実関係について直接の言及を避けつつ、配備を正当化するかのような主張を展開しているが、アメリカ国防総省のクック報道官は19日、「地域の不安定さをより拡大するだけだ」と述べ、改めて懸念を示した。