ドローンでドローン捕獲 警視庁に専門部隊
来年5月の伊勢志摩サミットを控え、テロ対策が進められる中、警視庁は10日、小型無人機「ドローン」を捕獲する専門部隊を全国で初めて試験的に設置し、訓練の映像を公開した。
公開されたのは、機体の下に捕獲用の網がついた「大型ドローン」が、不審なドローンを空中で「捕獲」する訓練の様子。訓練では警視庁の専門部隊の隊員らが捕獲用の大型ドローンを巧みに操縦し、空中で「標的」に急接近させ、最後は網で見事に捕獲した。
部隊はドローンの飛行ルールを定めた改正航空法が10日に施行されたのを受けて設置されたもので、隊員は警視庁の機動隊から選抜した数十人で構成される。
今月中旬から試験的に運用が始まり、首相官邸などの重要施設の上空の警戒に24時間体制であたるという。