シリア内戦 停戦条件で米露外相が暫定合意
長期化するシリア内戦をめぐり、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が21日、電話で会談し、戦闘を停止する条件で暫定的に合意した。ただ、当事者などとの調整も必要で、停戦の実現は依然不透明。
シリアの停戦をめぐっては今月11日に関係国の閣僚級協議で1週間以内に戦闘を停止させるとしていたが、その後も実現していない。こうした中、ケリー国務長官は21日、ラブロフ外相と電話で会談し、「数日後に開始可能な、戦闘を停止する条件について暫定的に合意した」と述べた。
ケリー国務長官「オバマ大統領とロシアのプーチン大統領が(問題解決のため)数日中に協議するだろう」
ロシア外務省も「主な部分での合意は近い」としているが、合意はあくまで米露間の暫定的なもので、内戦の当事者や他の関係国との調整も必要なことから、停戦が実現するかはなお不透明。