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COP21 閣僚級会合がスタート

2015年12月8日 6:34
COP21 閣僚級会合がスタート

 地球温暖化について話し合う国連の会議・COP21は7日、閣僚級会合が始まった。合意のカギを握るとされる主要国インドは会見で、先進国の責任を改めて強調していて溝は埋まっていない。

 今回のCOPでは、途上国が温室効果ガスの削減に取り組む際の資金援助が焦点の一つで、先進国はインドなど新興国にも支援する側に回るよう求めている。

 一方、以前のCOPでは先進国が年間12兆円を支援することで合意したものの、まだ実現しておらず、今回のCOPで合意できるか、カギを握るとされるインドの環境相は7日、先進国が責任を果たすのが先だと強調した。

 インド環境相「1000億ドル(約12兆円)の資金援助が実施されるのが先だ。毎年COPは開催される。もし今回全て合意してしたら、次に話し合うことがなくなる」

 議長国フランスは9日に暫定的な合意文書をまとめたい考えで、本格的な詰めの議論が行われている。