COP21、合意文書の草案採択 対立も
地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP21」は5日、事務レベルの協議を終え、合意文書の草案を採択した。しかし、各国の溝は埋まっていない。
COP21は、2020年以降の温室効果ガスの削減策がテーマで、すべての国と地域が参加しての合意を目指している。5日、取りまとめられた草案は48ページからなるが、意見が対立する多くの条文について、選択肢を残したままの形となっている。
重要な焦点とされる、先進国と途上国との間でどのような差をつけるかなど、課題は残ったままで、今週から始まる閣僚級会合に交渉をゆだねる形となった。
外務省国際協力局・水越参事官「各交渉グループの間の議論がかみ合わない部分も多かった」
会議は11日までの予定だが、合意に達するためにぎりぎりの交渉が続くことになる。