COP21 途上国資金援助“目標増額”へ
地球温暖化防止策について話し合う国連の会議「COP21」は途上国への支援などを巡り、歩み寄りに向けた動きも出てきている。
今回のCOPでは、途上国への資金援助が焦点の一つとなっており、途上国は現在の目標である年間1000億ドル、約12兆円の上積みを求めている。これに対し交渉参加者によると、7日、EU(=ヨーロッパ連合)がこの目標を増額することを認める意向を示したことが分かった。
一方、合意のカギを握るとされるインドの環境相は、現在の支援額が目標に達していないとクギを刺した。
インド環境相「1000億ドル(12兆円)の資金援助の実施が先だ。COPは毎年開催される。もし今回全て合意したら、次に話し合うことがなくなる」
議長国フランスは9日に暫定的な合意文書をまとめたいとしている。