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米議員、ガザ地区を「長崎・広島のようにすべき」 発言に批判集まる

2024年4月1日 15:09

アメリカの下院議員がイスラエル軍の攻撃が続き人道危機も指摘されるパレスチナ自治区ガザ地区を「長崎や広島のようにすべきだ」と発言し、批判が集まっています。

アメリカメディアによりますとミシガン州選出で共和党のウォルバーグ下院議員は先月25日タウンミーティングの場でガザ地区への人道支援に「一銭も使うべきではない」とし、「長崎と広島のようにすべきだ。早く終わらせるんだ」と核兵器を使うべきだとの認識を示しました。

この発言には批判が相次ぎ、ウォルバーグ議員はSNSで、「アメリカ軍を危険にさらさず、イスラエルが迅速に勝利する必要性を伝えるための比喩だった」と釈明しました。

こうした中ガザ地区では先月31日にもイスラエル軍による攻撃で病院敷地内のテントが破壊されました。WHOのテドロス事務局長はSNSで、4人が死亡し17人がけがをしたと明らかにし、欧米のメディアはけが人にはジャーナリストも含まれると伝えています。