ガザ地区で飢餓深刻化…27人の子どもが栄養失調により死亡
飢餓が深刻化しているパレスチナ自治区ガザ地区で、栄養失調により死亡した子どもは、これまでに27人にのぼっています。
27日にガザ地区北部で撮影された映像には、生後2か月の女の子の赤ちゃんが体重わずか2キロほどと極端にやせ細り、苦しそうに呼吸しているようすが映っていました。
国連はガザ保健当局の情報として、ガザ地区でこれまでに27人の子どもが栄養失調で死亡したとしています。
特に北部では、イスラエル当局の妨害で支援物資の搬入が滞り、OCHA(=国連人道問題調整事務所)によりますと、搬入されたうち3%しか北部に物資が届いていないということです。
OCHAは、2歳以下の子どもの3人に1人が栄養不足によって死の危険が迫る「消耗症」の状態だと推計しています。