海に落下した支援物資に住民が殺到、12人溺死 ガザ地区
多くの住民が飢餓寸前の状態とされるパレスチナ自治区ガザ地区で海に落下した支援物資に住民が殺到し、12人が溺れて死亡したということです。
ガザ地区では住民のおよそ4分の1が飢餓寸前の状態にあるとされています。北部の海岸沿いでは25日支援物資が投下され人々が殺到しました。
一部が海に落下したため多くの人が泳いで支援物資の確保に向かいました。この際、複数の人が溺れ、パレスチナ自治区の保健当局は、12人が死亡したとしています。
ガザ地区では今月8日にも支援物資のパラシュートが開かないまま落下して住民を直撃し5人が死亡する事故がおきています。住民は、安全に支援物資が行き届くよう一刻も早く陸路での搬入を拡大してほしいと訴えています。