原発の「組織や人」安全性向上を目指す会議
福島第一原発の事故から5年を迎えるのを前に、IAEA(=国際原子力機関)は26日、原発に関わる組織や人に焦点を当てて、安全性の向上を目指す初めての会議を開いた。
会議には、世界各国の原発の関係者ら約350人が出席し、東京電力の担当者が福島第一原発の事故当時、原子炉の冷却作業で意思疎通が図れなかったことなどを説明した。会議の議長は、原発の安全性を高めるには、電力会社が行政など外部からの指摘を柔軟に受け入れ、安全策を見直し続けることが大事だと強調した。
IAEAは会議を踏まえて、原発の安全性向上のため、各国が取り組む目標などをまとめることにしている。