停戦“1日”シリア 大規模な戦闘情報なし
シリアで、アメリカとロシアが呼びかけた停戦期間が始まったが、これまでに大規模な戦闘が再開されたという情報は入っていない。
アメリカとロシアがアサド政権側と反体制派側に呼びかけた停戦期間は、日本時間27日午前7時から始まった。イギリスに拠点を置くシリア人権監視団は「一部で戦闘は起きたものの、停戦はおおむね守られている」との認識を示した。
一方、シリア中部のハマでは自動車爆弾が爆発し、2人が死亡。停戦の対象になっていない過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。
約5年に及ぶ内戦で政権側と反体制派側が本格的な停戦を受け入れたのは初めてだが、停戦が破られる危険ははらんでいて、予断を許さない状況が続く。