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書店関係者ら“発行禁止本販売容疑”で捜査

2016年2月29日 13:48
書店関係者ら“発行禁止本販売容疑”で捜査

 香港で、中国共産党に批判的な本を扱う書店関係者5人が行方不明になっていた事件で、このうち4人について、中国当局が中国本土で発行禁止の本を販売した疑いで捜査していることがわかった。

 中国メディアによると、書店の筆頭株主の男性ら4人は、中国本土で発行が禁止されている本をインターネットなどで販売した疑いがもたれている。

 この事件をめぐっては、中国共産党を批判する本を香港内で扱っていたことに対し、中国当局が捜査をするのは越境行為だという批判が出ていた。

 こうした中、これまでは中国当局が男性らを過去の交通事故に関連して拘束したと報じられていたが、今回の報道で、発行禁止本の販売について正当な捜査だと主張した形。

 男性ら4人は容疑を認めているという。