アメリカ大統領選挙の候補者レースは日本時間の１日夜、１３の州で予備選や党員集会が行われる序盤のヤマ場「スーパーチューズデー」を迎える。

　これまでの４戦で、共和党では不動産王トランプ氏が、民主党はクリントン氏がそれぞれ３勝して先行している。

　「スーパーチューズデー」は黒人やヒスパニック系住民の多い南部の州も６つ含まれ、事前の調査では、民主党では、この層の支持が厚いクリントン氏がほとんどの州でリードしている。

　一方、共和党ではトランプ氏が先週のネバダ州での圧勝を契機に、選挙戦から撤退した主流派の候補などの支持も受け、勢いに乗っている。過激な発言を続けながらも、事前調査では多くの州でリードしており、このまま独走態勢に入るかが焦点。