リオ五輪「難民選抜チーム」結成へ
IOC(=国際オリンピック委員会)は2日、今年、ブラジルで開催されるリオデジャネイロオリンピックに向けて「難民選抜チーム」を結成すると発表した。
これはシリアなどからの難民や移民がヨーロッパに押し寄せている問題を受けて結成されることになったもの。「難民選抜チーム」は各国の選手団と同様に選手村に滞在し、競技に参加する。
IOCは、難民らの中からすでに43人の候補を選んでいて最終的に5人から10人程度に絞り込むという。特定の国旗がないため、選手団はシンボルとしてIOCの旗や歌を使用するということで、バッハ会長は「希望のメッセージを送りたい」と話している。