アメリカ大統領選、各党の候補者選びは１５日、大票田のフロリダ州など５州で予備選挙が行われる。優勢が伝えられる共和党の不動産王・トランプ氏は、唯一、接戦となっているオハイオ州に急きょ入り、支持を訴えた。

　トランプ氏「１５時間前に集会場所を変更したのにこんなに大勢が集まった。私はここで勝ちたいんだ」

　オハイオ州は、指名へのポイントにあたる「代議員」の数が多く、勝った候補が総取りするため、ここで勝利すれば指名獲得がほぼ確実になるとの見方も出ている。また、どちらの党に投票するか最後まで態度を決めない浮動票が多く、本戦でも重要な州。

　一方、フロリダ州の集会では、１５日もトランプ氏の差別的な発言などに抗議する人が現れた。こうした批判は共和党内部からも高まっている。

　トランプ氏「（Ｑ．共和党から批判されているが？）気にしないさ」

　一方、民主党は、クリントン前国務長官が５つの州全てでサンダース上院議員をリードしている。

　投票は日本時間１５日夜に始まる。


＜共和党支持率（オハイオ州）＞
　トランプ氏……３４．３％
　ケーシック氏…３８．０％
　クルーズ氏……１８．０％

　※３／４－３／１３　リアル・クリア・ポリティクスより