中国全人代閉幕 新5か年計画など採択
中国の国会にあたる全人代(=全国人民代表大会)が12日間の日程を終え、6.5%以上の経済成長率を維持するという新たな5か年計画などを採択して16日に閉幕した。
閉幕式では、政府活動報告の他、2020年までの経済成長率の年平均の目標について、6.5%を維持するとした5か年計画の採決も行われた。
目標達成には過剰な生産設備を抱えた国営企業の整理など痛みを伴う構造改革を必要としているが、採決では反対や棄権票も比較的少なく、政権の方針は支持された形。
最後に、張徳江全人代常務委員長は、今回の全人代では、5か年計画が採択されたことが最大の成果だと指摘。国民がある程度ゆとりのある生活を送っていける「小康社会」の実現に向けた決意を呼びかけ閉幕した。