実行犯の弟「兄がシリアに行ったと知り…」

ベルギーの同時テロ事件で、ベルギー当局は24日もブリュッセルの複数個所で家宅捜索を行い、新たに6人を拘束した。こうした中、実行犯の1人とされるナジム・ラシュラウイ容疑者の弟が24日、ブリュッセルで記者会見し、「兄がシリアに行ったと知って警察に通報した。2013年以来、連絡をとっていない」などと語った。
ラシュラウイ容疑者は同時テロの実行犯の1人で、空港で自爆したと伝えられている。事件から2日経った24日、弟のムラド氏が記者会見し、「兄がシリアに行ったと知って、警察に通報した。2013年以来、連絡をとっていない」と語った。
「(Q:容疑者は生きている?)知らない」「(Q:連絡をとるのをやめた理由は?)兄がシリアにいたから」「(Q:シリアに行く前は、どんな感じ?)普通の兄弟と変わりませんよ」
今回の事件では、去年11月のパリ同時多発テロとの関連性が浮上している。ムラド氏は、パリのテロの後、家宅捜索を受けたことを明らかにする一方、その実行犯については、「一度も見たことがない」と話した。