「友好関係捨てた」北朝鮮、中国念頭に批判
北朝鮮の国営メディアは2日、中国を念頭に「貴重な友好関係を捨て、アメリカの要求に屈した」などと批判する異例の論評を掲載した。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、2日付の紙面で、国連安全保障理事会での対北朝鮮制裁決議を非難する論評を掲載した。その中で、「血で結ばれた貴重な友好関係をためらいなく投げ捨てた」と制裁に同調した中国を暗に批判した。さらに、「メンツを重視する一部の大国が、アメリカの要求に屈し韓国に歩調を合わせる汚らわしい事態が起きている」と主張するなど、批判を繰り返している。
北朝鮮は1月の核実験以来、国際社会との対決姿勢を強めているが、間接的ながらも中国を強い言葉で批判するのは初めて。