ディカプリオさん 温暖化「早く対策を」
去年フランスのパリで採択された地球温暖化対策の新たな枠組み「パリ協定」の署名式がアメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれた。
22日、国連には170以上の国と地域の首脳らが集まった。署名に先だち壇上に立ったのは、地球温暖化対策に力を入れる俳優のレオナルド・ディカプリオさんだった。
ディカプリオさん「温暖化を食い止めるのは簡単ではない。その手段はあるのだから、早く対策をとらないと手遅れになる」
その後、日本を含む各国の代表が署名したパリ協定は気温の上昇を2度に抑える方策を参加各国が作ることなどを定めている。ただ、発効するには少なくとも55か国の議会で承認を得る必要などがある。温室効果ガスの2大排出国であるアメリカと中国こそ年内の批准を表明しているが、先行きは不透明。
協定は1997年の京都議定書以来の世界的な合意が、多くの国はまだ具体策を示せていない。地球温暖化にストップをかけられるかこれからが正念場だ。