米「TPP署名式に影響与えない」
建設会社からの金銭授受をめぐり、甘利大臣が辞任したことを受けた海外の反応は以下の通り-。
「TPP(=環太平洋経済連携協定)は1人の人物よりももっと大きなものであり、署名式の延期などは想定していない」-アメリカ国務省のトナー副報道官はこのように述べ、甘利大臣の辞任は、来月4日に予定されているTPPの署名式に影響を与えないとの見方を示した。
一方、「アベノミクス」の一翼を担った大臣の辞任を受けイギリスの公共放送BBCは「安倍政権で最も大きなスキャンダルだ。アベノミクスへの疑問が増え、TPPへの反対論が高まるかもしれない」と解説している。
また、イギリスの新聞ガーディアンは「デフレ脱却を目指す安倍首相の腰を折る」として、日本経済の先行きに不透明感があると指摘している。