ドイツ南西部で先月３０日、反難民を唱える極右政党の集会に合わせて抗議デモが行われた。デモ隊の一部は暴徒化し、約４００人が拘束された。

　先月３０日、ドイツ南西部のシュツットガルトで極右政党「ＡＦＤ（ドイツのための選択肢）」の集会が開かれた。この政党はメルケル首相が進める難民らの受け入れに反対していて、今年３月に行われた議会選挙では、初めて議席を獲得するなど支持を広げている。

　ロイター通信によると、この政党の政策に反対する１０００人以上が会場周辺に集まり、「政党の方針は、社会を分断する」などと抗議し、関係者の会場入りを妨害するなどした。また、一部が暴徒化し、警察官と衝突。約４００人が一時、拘束されたという。