内戦が続くシリアで議会選挙 ボイコットも
内戦が続くシリアで13日、アサド政権が議会選挙を行った。政権側の圧勝は確実で、選挙を通じて正統性を主張する狙いがある。
議会選挙の投票は13日午前、首都ダマスカスをはじめ、政権側の支配地域で始まった。反体制派や過激派組織「イスラム国」が支配する地域では実施されず、アサド政権の支持派が圧勝するのは確実。反体制派側はボイコットを呼びかけている。
シリアをめぐっては、政権移行などについて話しあう和平協議が断続的に開かれているが、反体制派側や欧米などがアサド大統領の退陣を求める中、政権側としては選挙を通じて国民の信任を得たことをアピールし、和平協議を優位に進めたい狙いがあるものとみられる。