台湾の巡視船が沖ノ鳥島付近へ出航
日本最南端の沖ノ鳥島の排他的経済水域で、違法操業をしていた台湾漁船を海上保安庁が取り調べたことを受け、台湾の当局は1日、沖ノ鳥島付近への巡視船を出航させた。
台湾の海上警備当局は1日、沖ノ鳥島の周辺に向けて巡視船を出航させた。台湾漁船の警護が目的で、放水機能や機関砲などを装備している。
沖ノ鳥島をめぐっては、沖合の日本の排他的経済水域で、台湾漁船が違法操業したとして、先月25日に海上保安庁が取り調べたが、その直後から台湾政府は「沖ノ鳥島は岩である」と主張し、日本は排他的経済水域を設定できないとの姿勢を示している。
日本政府は「沖ノ鳥島は国連海洋法条約の島としての地位を確立している」と反論しているが、台湾は今後も主張を強める可能性がある。