尖閣周辺領海警備 海保の大型巡視船公開
中国の公船に対応して、沖縄の尖閣諸島周辺の領海警備に専従であたる海上保安庁の巡視船が大幅に増強され、記念の式典が行われた。
沖縄県の石垣島に配備され16日に公開された大型巡視船「あぐに」は、20ミリ機関砲やヘリコプター発着用の甲板などを備えている。これまで尖閣諸島の警備には、全国各地の巡視船が交代で加わっていたが、「あぐに」を含む同型の新造巡視船が新たに10隻配備され、合計12隻で尖閣警備に専従する。
港では記念式典が行われ、地元関係者らが、新しく完成した巡視船専用桟橋の渡り初めをした。
尖閣諸島周辺では日本が島の国有化をした2012年9月以降、のべ151日間にわたって、中国公船が領海に侵入し、日本の巡視船との間で、緊張が続いている。