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北朝鮮あす党大会…兵器工場の跡地公開

2016年5月5日 5:08
北朝鮮あす党大会…兵器工場の跡地公開

 北朝鮮では6日から36年ぶりの朝鮮労働党大会が開かれる。開催に先立ち、金正恩第1書記が初めて水爆について言及したとされる兵器工場の跡地が公開された。平壌から森鮎子記者が中継で伝える。

 5日、故・金日成主席の指導でつくられた兵器工場の跡地に案内された。金正恩第1書記は、この跡地を去年12月に視察した際、「こうした歴史があるからこそ、わが国は水素爆弾の爆音を響かせることができる核保有国になれた」と、水爆について初めて言及したという。

 この場所での取材が設定された背景には、金第1書記が祖父・金日成主席から続く権力を受け継ぎ、核兵器の開発を進めたという業績を強調する狙いがあると考えられる。

 平壌では民族衣装を着た市民が行進の練習をするなど、祝賀ムードが高まっている。36年ぶりとなる6日からの党大会では金第1書記の体制の安定が内外にアピールされると考えられる。大会は3日間から4日間の日程で開かれ、最終日には新しい指導部の人事が決定されるとみられている。

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