北朝鮮 党大会まであと2日…平壌から中継
北朝鮮では、6日から朝鮮労働党の党大会が開催される。現在の様子について平壌から森鮎子記者が伝える。
36年ぶりの党大会まであと2日と迫り、市内では開催に向けてのムードが高まっている。4日、中心部の広場には行進に使う花をもった女性など、大勢の人が集まっていた。先月末から行進の練習が始まったということで国をあげて盛り上げようという雰囲気が感じられた。
行進練習の参加者「金正恩第1書記を目にしたら涙が出ると思います。『万歳』と喉がかれるほど大声で叫びたいです」
また、4日は、故・金日成主席の指導で初めて作られた兵器工場跡地に案内された。この場所は、金正恩第1書記が去年12月に「このような歴史があるからこそ水素爆弾の爆音を響かせることができる核保有国になれた」と水爆について初めて発言した場所だという。
党大会に向けて北朝鮮は、アメリカをはじめとする世界各国から130人近くのメディアを受け入れていて、報道を通じて、金第1書記の体制が強固であるとアピールする狙いがあるとみられている。