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山火事で原油の精製施設が操業縮小 カナダ

2016年5月6日 13:09

 カナダ西部で起きた大規模な山火事はその後も燃え広がり、近くに集中している原油の精製施設が操業を縮小するなど生産への影響が懸念されている。

 カナダ西部・アルバータ州で起きた山火事は収まらず、州政府は5日、焼失面積が約8万5000ヘクタールに広がったことを明らかにした。この地域は原油を精製する施設が集中していて、石油大手を含む一部の企業では、従業員を避難させるため、施設の操業を縮小している。アメリカのメディアは、この影響で地域の一日の原油生産量が40万バレル減り、55万バレルに落ち込んでいると伝えている。

 山火事によるケガ人はいないが、8万人以上に避難命令が出され、被害の拡大が懸念されている。