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朝鮮労働党大会4日目 今後の焦点は?

2016年5月9日 14:35
朝鮮労働党大会4日目 今後の焦点は?

 北朝鮮で行われている朝鮮労働党の党大会は4日目を迎えている。金正恩第1書記が新しい職位につくのか、また金第1書記の妹が抜てきされるのかなどが今後の焦点。

 36年ぶりとなる党大会では8日、核開発の強化と経済発展を同時に進めることなどが採択された。これで5つの議題のうち、2つ目の報告までが終わったことになり、今後は党の規約の改正や指導部の人事などについて発表されるものとみられる。

 金正恩第1書記の権威を高めるため新しい職位や肩書が導入されるかや、党で宣伝部門の副部長を務める金第1書記の妹、金与正氏の要職への抜てきなど、世代交代が進むのかが焦点となる。

 党大会は9日、閉幕する可能性があるが、いまのところ正式な発表はない。一方、党大会では韓国との会談の必要性なども言及があったが、韓国側は反発している。

 韓国国防省・文尚均報道官「自らを核保有国とし、核とミサイルの挑発を行う中で会談が必要だというのは誠意がない」

 韓国国防省は、「北朝鮮を核保有国として認めないのは韓国と国際社会の一貫した立場だ」と述べた。