中国当局、令計画氏を起訴
中国の検察当局は、胡錦濤前国家主席の側近だった令計画氏を収賄や職権乱用などの罪で起訴したと発表した。今後、法廷で審理されることになる。
起訴されたのは、胡錦濤前国家主席の側近で、全国政治協商会議の副主席だった令計画被告。天津市の検察当局は、令被告を、職務上の立場を利用して、他人に便宜を図ったり、巨額な賄賂を受け取ったりしたほか、国家機密を違法に入手した罪で起訴した。
検察当局は、令被告の罪状について、「職権を乱用し、公的財産や国家と国民の利益に重大な損害を与え、極めて悪質だ」と指摘している。
令被告は、すでに去年7月、中国共産党の党籍を剥奪された上、収賄の疑いや、多くの女性と不適切な関係を持った疑いなどで逮捕されていた。