米大統領選 民主・クリントン氏が苦戦
アメリカ大統領選挙で共和党の事実上の候補・トランプ氏は17日、北朝鮮の金正恩委員長と会う意思があると述べた。
アメリカ大統領選挙で共和党の事実上の候補、トランプ氏は17日、北朝鮮の金正恩委員長と会う意思があると述べた。一方、民主党では指名獲得が濃厚とされるクリントン氏が、ここに来て苦戦している。
ロイター通信のインタビューでトランプ氏は、北朝鮮政策についてたずねられ、金委員長と会う意思を示した。
トランプ氏「金委員長と話すことに何の問題もない」
核開発をやめさせるためというのが理由だが、核を放棄する意思を示さない限り対話しないというアメリカ政府の方針と異なり、波紋を広げそうだ。
また、北朝鮮と関係が深い中国にも圧力をかけると述べた。
トランプ氏「アメリカは中国に経済的な影響力がある。もっと圧力をかけていく」
トランプ氏は指名を確実にして以降、納税申告書の公開を拒否していることなどで批判も高まっている。
一方民主党では、指名獲得が濃厚とされるクリントン氏の苦戦が続いている。アメリカ・NBCテレビによると、17日に行われた2つの州の予備選挙のうち、オレゴン州でクリントン氏が対立候補のサンダース氏に対し敗北が確実となっている。決着は、大票田・カリフォルニア州などで予備選挙が行われる来月7日にもつれ込むとみられる。