予備選で予想外の敗北もクリントン氏は強気
アメリカ大統領選挙で9日、民主党のテレビ討論会が行われ、前日、重要な州の予備選挙で予想外の敗北を喫したクリントン前国務長官が指名獲得に強気の姿勢を示した。
クリントン氏は8日、ミシガン州の予備選挙で事前の予測に反し、サンダース上院議員に手痛い1敗を喫した。しかし、翌日のテレビ討論会では、強気の姿勢を崩さなかった。
クリントン氏「選挙戦はマラソンのようなものだ。次の戦いを楽しみにしている。1票でも多く獲得するため全力を尽くす」
サンダース氏「選挙戦序盤にあった大差をここまで縮めた。私への支持が全米に広がりつつある」
討論会は多くの移民が用いるスペイン語のチャンネルで放送されたこともあり、クリントン氏は移民に厳しい政策を掲げる共和党のトランプ氏について、「あらゆる機会を使って批判していく」と敵意をあらわにした。
クリントン氏としては、来週の大票田・フロリダ州の予備選挙など5州で大勝して指名獲得へ勢いをつけたい考え。