アメリカのオバマ大統領の広島訪問を前に、原爆投下を命じたトルーマン元大統領の孫が２５日、オバマ大統領と被爆者の面会の実現に期待を寄せた。

　トルーマン元大統領の孫のクリフトン・ダニエルさんは２５日、ロサンゼルスで広島の原爆投下をテーマにした映画のイベントに参加し、オバマ大統領の広島訪問について触れた。

　「オバマ大統領が被爆者と面会し、話を聞く機会があればすばらしい」－ダニエルさんは、自らが広島と長崎で被爆者から直接、話を聞いた際に「本で読むのとは全く違う」と強く感じたとの経験について述べ、被爆者と面会することの重要性を訴えた。

　また、オバマ大統領が広島で何を話し、訪問を今後にどう生かすかについて期待していると述べた。