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韓国人被爆者、オバマ大統領に謝罪要求

2016年5月26日 15:43

 アメリカのオバマ大統領が27日、広島を訪問するのを前に、韓国・ソウルでは韓国人の被爆者らが集会を開き、オバマ大統領に対し、原爆投下の謝罪や賠償を求めた。

 ソウルのアメリカ大使館前で開かれた集会には、韓国人被爆者とその支援者ら約20人が参加した。広島で2歳の時に被爆した現在73歳の沈鎮泰さんは、「原爆の被害者は日本人だけではない」と訴え、オバマ大統領に対し、広島の平和公園内にある韓国人原爆犠牲者の慰霊碑を訪れて謝罪するよう求めた。

 韓国の保健福祉省によると、広島と長崎で被爆して現在生存している韓国人被爆者は約2500人にのぼるという。被爆者ら10人は26日に広島入りして、27日、平和公園で集会を行い、オバマ大統領に直接、要求が書かれた手紙を手渡したいとしている。