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外国のテロ組織に感化「ホームグロウン」か

2016年6月14日 12:41
外国のテロ組織に感化「ホームグロウン」か

 アメリカ・フロリダ州で49人が死亡した銃乱射事件。捜査当局は、「ホームグロウン」と呼ばれる、アメリカ国内に生まれ育った容疑者が外国のイスラム過激派組織に共鳴して行ったものだとの見方を示した。

 49人が殺害された事件から丸2日を迎えようとしている。射殺されたオマル・マティーン容疑者は、外国のテロ組織に感化され、その後、過激な思想を強めた結果、犯行に及んだ可能性が出ている。

 FBI(=アメリカ連邦捜査局)コミー長官「国外のテロ組織から影響を受けて(容疑者の)思想が過激化した強い兆候がある」

 FBIによると、マティーン容疑者が立てこもっている際、過激派組織「イスラム国」への忠誠などを話したという。一方で、過去には自分は「イスラム国」が敵視するレバノンの武装組織「ヒズボラ」のメンバーだとか、家族が国際テロ組織「アルカイダ」に関与しているだとか、とも語っていたという。

 オバマ大統領も会見で、犯行の背景について、国外からの指示を受けた証拠はなく、「インターネット上の過激思想に関する情報に触発されたようだ」と指摘するなど、容疑者が単独で行ったいわゆる「一匹オオカミ型」のテロとの見方も広がっている。

 また、事件の10日ほど前には容疑者が自宅近くの銃の販売店で、計2丁の銃を購入したことも新たにわかった。

 オバマ大統領は犠牲者の追悼が続くオーランドを16日に訪れるという。