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香港の書店関係者の男性 拘束時の状況語る

2016年6月17日 20:45
香港の書店関係者の男性 拘束時の状況語る

 中国共産党に批判的な本を扱い拘束されるなどした香港の書店関係者5人のうち、今月香港に戻った男性が会見し、拘束当時の状況を語った。

 拘束されていた林栄基さん「5か月間、私は小さい部屋に閉じ込められた。24時間、6つのグループが交代で監視していた。自由はなかった」

 林栄基さんは、拘束中にカメラの前で、罪を認めるコメントを読むよう強要されたと話している。また拘束が解かれる際には、書店で本を販売した顧客リストを持って来るよう指示されたという。林さんは、当局の指示に応じるつもりはないとしたうえで、「声をあげなければ香港に救いはない」と、中央政府の言論統制の動きを批判した。

 一方、中国外務省の華春瑩報道官は会見で、香港の高度な自治を約束した一国二制度に言及し、「政府は一国二制度を貫徹する」と反論している。