イギリス・EU離脱派のポスターが物議
イギリスがEU(=ヨーロッパ連合)から離脱するかどうかを問う国民投票を23日に控え、離脱派の政党が作ったポスターが物議を醸している。
離脱派のイギリス独立党が作成したポスターには、難民や移民の行列の写真とともに、「限界に達した」などと書かれている。しかし、デザインがかつてのナチスの宣伝と似ているとの指摘があり、離脱派のゴーブ司法相も「ゾッとした」と嫌悪感をあらわにしている。また、BBCによると、イギリスに流入する移民らの写真ではないため、「有権者の恐怖心をあおる」などの批判も出ているという。
イギリス独立党・ファラージ党首「ポスターはEUが役立たずなのに、なぜその一員でいるのかを問うもの」
残留派女性議員の殺害事件で一時の勢いに陰りが出た離脱派にとってはさらなるダメージとなる可能性もある。