モスクへの嫌がらせ増加 暴行も相次ぐ 米
アメリカのイスラム系団体は礼拝所であるモスクへの嫌がらせがアメリカ国内で大幅に増えているとの調査結果を明らかにした。
アメリカ・イスラム関係評議会は会見で、「残念ながら反イスラムのプロパガンダがアメリカ社会に広がっている」としている。
イスラム系の団体が20日に発表したところによると、去年、アメリカ国内でモスクが建物の一部を壊されたり、脅迫を受けたりしたケースは78件で、前年から4倍近くに増えた。2009年に統計を始めて以来、最も多くなっている。
また、ここ数日、イスラム教徒への暴行も相次いでいるという。この団体は大統領選の候補者トランプ氏によるイスラム教徒への攻撃的な発言にも言及し、懸念を示した。