コロンビア政府と左翼ゲリラ組織が停戦合意
南米のコロンビア政府と左翼ゲリラ組織のFARC(=コロンビア革命軍)は22日、停戦で合意し、半世紀にわたる内戦状態の終結に向けて大きく前進した。
コロンビア政府とFARCは22日、キューバの首都・ハバナで共同声明を発表し、武器の放棄や安全の確約で双方が停戦合意したことを明らかにした。合意内容の詳細については、コロンビアのサントス大統領がFARCの司令官とともに、23日に正式に発表する予定で、ロイター通信によると、今後、合意の承認の是非をめぐる国民投票が行われる見通し。
FARCは、1960年代から半世紀にわたって政府と武力紛争を繰り返し、内戦による死者は22万人に上るとみられている。過去には現地の日本人がFARCに殺害されたり誘拐されたりする事件が起きていた。