米黒人青年死亡 警察官に無罪判決
去年4月、アメリカ東部のメリーランド州で、黒人青年が逮捕後に死亡した事件で、殺人などの罪に問われた警察官に無罪判決が言い渡された。
去年4月メリーランド州のボルティモアで、当時25歳の黒人青年が逮捕後に死亡した事件で、23日、殺人などの罪に問われた警察官(46)に対し無罪が言い渡された。
警察官は移送中に「息ができない」と訴えた青年に適切な措置を取らなかったとして殺人罪などに問われたが、裁判所は「青年には外傷や出血が見られず、警察官は、医療的な緊急措置が必要だとは分からなかった」として、無罪判決を言い渡した。
事件をめぐっては警察官6人が起訴されたが、先月、別の警察官にも無罪判決が言い渡されていた。ボルティモアでは事件後、警察官に対する抗議デモが連日行われた。