英次期首相候補 日英関係「問題ない」
イギリスで行われたEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱を問う国民投票で離脱派が勝利し、キャメロン首相が辞意を表明した。一方、キャメロン首相の後継者との呼び声が高い離脱派のキーパーソンは、NNNの取材に「日本との関係は問題ない」と話した。
残留派のキャメロン首相は24日、国民投票の結果を受けて会見。
キャメロン首相「国民はEU離脱を決断した。国民の意思は実行されなければならない」
キャメロン首相は10月まで首相を続投した後、辞任すると述べた。離脱をめぐるEUとの交渉は新しい首相が行うべきだとしている。
キャメロン首相の古くからの盟友、ジョンソン前ロンドン市長は人気が高い一方、離脱派の中心人物でもあり、残留派からは批判の的ともなっている。
残留支持の女性「(彼は)憎しみを使ってEU離脱に投票させた」
次期首相候補とも言われるジョンソン氏は、NNNの取材に日本と良好な関係が続けられると主張する。
ジョンソン前ロンドン市長「(Q:多くの日系企業は残留支持だが?)問題ない。大丈夫」
一方、EUのモゲリーニ上級代表は24日に声明を発表し「イギリスと関わらないという選択はないが、これまで通りにはいかない」として、今後の交渉が難航することを示唆した。
今後は、来週28日に開かれるEU首脳会議で、キャメロン首相が正式に離脱を宣言するかどうか、また、離脱を表明したイギリスに対し、各国がどのような対応を取るのかが焦点となる。