ダッカ立てこもり 武装集団と交渉も
バングラデシュの首都ダッカで1日夜、武装集団がレストランを銃撃し、外国人を含む35人を人質にとり、立てこもりを続けている。「イスラム国」系の通信社は「イスラム国」のメンバーによる犯行との声明を出している。
AP通信によると、日本時間の2日午前0時すぎ、武装した男9人がレストランを襲撃し、その後、数時間にわたり、警察と銃撃戦となった。この事件で、警察官2人が死亡、少なくとも26人がけがをしたという。武装集団は店内にいた客や店員、少なくとも35人の人質をとって立てこもっているという。
現場の店は、ダッカ市内の各国の大使館が集まる地区にあり、人質のうち、約20人が外国人だという。人質の国籍はイタリアやインドだということだが、日本人が事件に巻き込まれているかなど詳しい情報はわかっていない。
ハシナ首相の補佐官はロイター通信に対し、治安部隊が武装集団との交渉を試みていることを明らかにした上で、交渉に失敗した場合、現地時間の朝にも突入を始めると話している。
過激派組織「イスラム国」系の通信社は「イスラム国」のメンバーによる犯行と伝えている。