治安部隊突入し銃撃戦に ダッカ立てこもり
バングラデシュの首都ダッカで1日夜、武装集団がレストランを襲撃し、外国人らを人質にとって立てこもる事件があったが、治安部隊が突入し銃撃戦になったという。この事件では「イスラム国」系の通信社が犯行を認める声明を出している。
AP通信によると、日本時間2日午前0時すぎ、10人弱の武装した集団がレストランを襲撃し、警察と銃撃戦の末、店内に立てこもった。これまでに警察官2人が死亡したほか、少なくとも26人がけがをして、うち10人が重体という。
武装集団は少なくとも35人の人質をとって立てこもりを続けたが、ロイター通信などによると治安部隊が突入し、銃撃戦になったという。人質の安否についてはまだ明らかになっていない。
レストランは各国の大使館が集まる地区にあり、日本人も訪れるという。また人質のうち約20人が外国人で、イタリア人やインド人が含まれているとのことだが、日本人について詳しい情報はわかっていない。
こうした中、過激派組織「イスラム国」系の通信社は、戦闘員による犯行との声明を出し、「24人が死亡し、40人がケガをした」と主張している。さらに、店内とされる写真を公開したが、政府当局はこれまでのところ武装集団についての詳しい情報は明らかにしていない。