バングラデシュでテロ 現場付近から中継
バングラデシュ・ダッカのテロが起きた現場付近から、最新情報を高井望記者が伝える。
住民の話によると、事件のあったレストランは、主に外国人や、富裕層が住み、こちらに住む日本人の間でも、1、2を争うほどの人気店だったという。治安も比較的良いとされていた地区での事件だけに、現地では衝撃が走っている。
日本料理店の経営者「(バングラデシュでは)イスラム教徒も穏やかで、そういうこと(テロなど)は今までなかったので本当にびっくり」
また、事件当時の様子も徐々に明らかになっている。AP通信によると、犯行グループは店員に照明を消すように命じ、さらに監視カメラに布をかけるなど犯行を隠すようなそぶりをみせていたという。また、日本政府関係者によると、人質にイスラム教の聖典「コーラン」を暗唱させ、できなかった人を殺害したという。
バングラデシュでは去年、イタリア人と日本人が犠牲になる事件が発生し、過激派組織「イスラム国」を名乗る犯行声明が出ている。また「イスラム国」は今年のイスラム教徒の断食期間「ラマダン」中に外国人を襲撃するように呼びかけていた。
こうしたことから現地在住日本人に対し、大使館から「今年は特に注意するように」との呼びかけがされていた。